臨時増刊特集 身体所見のとり方と診断のすすめ方
●小児の身体所見のとらえ方
XX.けいれんと意識障害
1.けいれん
福山 幸夫
1
1東女医大小児科
pp.948-951
発行日 1971年5月20日
Published Date 1971/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203695
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けいれんかどうか
けいれんは発作的なもので,一過性と言いかえてもよい.従って,けいれんそのものを,医師が直接観察する機会に恵まれるとは限らない.つまりけいれんがあったとして来院したときには,けいれんは止まっており,家人からその状況を聞き出さなければならないことが多い.
けいれんかどうかを確認することがまず第一に重要なことであるが,直接診察ないし問診にあたって留意すべきポイントをあげてみよう.
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