今月の主題 小児疾患とキャリーオーバー診療
内科医がみる小児救急外来
けいれん
椎原 弘章
1
1獨協医科大学越谷病院小児科
pp.253-255
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903493
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●小児期はけいれんが起きやすい時期であり,その原因も極めて多種にわたる.
●けいれん重積は,放置すると重篤な後遺症や死を引き起こすため,強力な治療が必要である.
●けいれん重積に対してはジアゼパムの静注が第一選択であり,多くの場合有効である.けいれんの抑制のみでなく,同時に全身管理が重要である.
●けいれんの治療と並行して原因疾患の検索を行い,適切な治療を選択する.症例によっては,急性期以降の長期管理が必要となる.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.