臨時増刊特集 身体所見のとり方と診断のすすめ方
●小児の身体所見のとらえ方
XVIII.咳・喘鳴と呼吸困難
2.呼吸困難
中山 喜弘
1
1九段坂病院小児科
pp.942-943
発行日 1971年5月20日
Published Date 1971/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203690
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呼吸困難とは何か,ということについては,従来2っの定義が提唱されている.その1つは自覚症状と考えるもので,呼吸が苦しいと感じることである.この定義に従うと意識のない患者には呼吸困難はみられない.
他の1つは努力性呼吸という他覚的所見によって,呼吸困難のあるなしを判定しようとするものである.
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