治療のポイント
真菌症の化学療法
福島 孝吉
1
1横市大内科
pp.1454-1457
発行日 1970年9月10日
Published Date 1970/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203337
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
内科的真菌症を治療するうえで,病巣が粘膜にあるか,あるいは臓器の実質内にあるかでたいへんな相違がある.前者は浅在性,後者を深在性と言い表わすと便利である.浅在性の真菌症では,病巣に薬物を直接に作用させることは,さほど困難ではない.これに反して深在性の真菌症では,薬物は吸収され,血流に入って病巣に到達せねばならない.
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.