Japanese
English
原著
皮膚真菌症の化学療法
CHEMOTHERAPY OF CUTANEOUS MYCOSES
高橋 吉定
1
,
高橋 伸也
1
,
鈴木 千代吉
1
Y. TAKAHASHI
1
,
S. TAKAHASHI
1
,
C. SUZUKI
1
1東北大学医学部皮膚科教室
1Dept. of Dermatology, Tohoku University School of Medicine
pp.465-473
発行日 1961年6月1日
Published Date 1961/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203063
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I.はしがき
昭和35年10月20日第4回日本医真菌学会総会において"真菌症の化学療法"と題するシンポジウムが行なわれた。本稿はその中の皮膚科領域に関する全文である。
われわれ皮膚科医が日常遭遇する皮膚真菌症のうち,症例数において圧倒的に多いのはもちろん白癬であり,それに次ぐのは皮膚カンジダ症である。それゆえ,この2疾患を取り上げ,さらに従来難治とされたクロモブラストミコーシスを加え,これらの化学療法について,われわれの最近の経験を述べる。
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