臨時増刊特集 日常役立つ診療技術
診断篇
XV.アイソトープ診断技術
2.シンチグラム
木下 文雄
1
,
中沢 武雄
2
1都立大久保病院放射線科
2都立大久保病院内科
pp.862-869
発行日 1970年5月20日
Published Date 1970/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203182
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患者にγ線を放出するRadioisotope(RI)を投与した後に,シンチグラム装置を用い,患者体内に投与したRIの分布を体外より検出し,記録したものをシンチグラムという.
シンチグラム装置は大別すると,限られた範囲からの放射線のみを検出しうるように遮蔽された検出器を患者の目的とする体表部分を走査し,これと同期的に動く表示装置に記録するシンチスキャナと,大きなクリスタルとコリメータを利用し,一定時間検出器を体表上に固定し,ブラウン管などに記録する固定型のシンチカメラ装置などとがある.
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