病理夜話
パクリ パクリ
金子 仁
1
1国立東京第一病院病理
pp.452
発行日 1970年4月10日
Published Date 1970/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203051
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長年病理解剖をやっているので,なにか恐ろしいことはなかったかとよく聞かれる.
しかし実際には,そのようなことはほとんど覚えがない.ただ一度思い出すのも恐ろしいことがあった.昭和24,25年頃の話であるが,私が病理学教室の助手になったばかりのことである.現在内科医として活躍しているクラスメイトの倉持君から剖検を頼まれた.それも夜中の1時頃である.
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