今月の主題 内科医のためのレディース・クリニックII
レディース・エマージェンシー
パニック障害
竹内 龍雄
1
1帝京大学医学部付属市原病院精神神経科
pp.2092-2093
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908496
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ポイント
突発性の動悸,息苦しさ,胸苦しさ,めまいなどを伴う急性の強い不安の発作(パニック発作)を基本症状とする精神疾患である.
アルプラゾラムなどの高力価ベンゾジアゼピンと,パロキセチンなどの抗うつ薬が有効である.
発作で死ぬことは決してないこと,気のせいではなく,パニック障害という病気であり,薬がよく効くこと,などを教える患者教育が重要である.
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