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連載 皮膚科学に貢献した医学者たち・13
パジェット病
Morbus Paget
高橋 吉定
pp.484-490
発行日 1974年6月1日
Published Date 1974/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201322
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1.はじめに
本症が乳癌を併発するという臨床的観察は,1874年早くもPagetによつて指摘され,その皮疹に独特の細胞の見られることは,すでにその2年後にButlinによつて発見された.これによつて本症の臨床的組織学的独立性は確定されたが.本症と乳癌との発生関係は,その後も長い間議論の対象となつた.しかるに今やそれも国際的にほぼ絞られた見解に達し,以下記述する諸国学者の説くところを読めば,おおむねそれを領解することができると思う.
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