診断のポイント
弁膜症の手術適応
武内 敦郎
1
1阪医大外科
pp.307-309
発行日 1970年3月10日
Published Date 1970/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402203010
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弁膜症患者に遭遇した場合,まずその診断と患者の薬物治療ないし生活指導が行なわれるが,そのさい現今では必ず手術的療法も念頭におかねばならない.つまりその患者の弁機能の異常にもとづく心・肺の病態をどこまで薬剤のみでもちこたえうるか,換言すればどのあたりで外科的療法を併用するかということである.そして病名の診断に引きつづいて,その疾患の進行程度の判断が手術適応の決定のために大切となってくる.
以下代表的な4つの後天性弁膜症の手術適応決定にあたっての診断のポイントについて述べる.
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