Japanese
English
臨床研究
連合弁膜症手術の検討
Analysis of combined valvular surgery
森下 靖雄
1
,
大園 博文
1
,
宮崎 俊明
2
,
山下 正文
2
,
豊平 均
2
,
屋良 勲
2
,
平 明
2
MORISHITA Yasuo
1
1宮崎県立宮崎病院心臓血管外科
2鹿児島大学医学部第2外科
pp.989-992
発行日 1981年6月20日
Published Date 1981/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207737
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はじめに
連合弁膜症は単弁疾患に比べ,病悩期間が長く,弁及びその周辺組織の病変も著しく,心筋予備力の低下しているものも多くみられ,術後早期並びに遠隔時の死亡率が17〜39%との報告もあり1-10),いまだ満足出来るものとは言い難い.しかし,近年の心筋保護法の発達,人工弁の改善,術中・術後の補助手段の進歩,手術手技の向上等は多弁手術を容易なものとし,成績は向上している.
われわれの症例数は多くはないが,手術成績は良好である.われわれの小経験を述べ,若干の考察を加える.
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