特集 スキルアップ心不全治療―診断からフォローまで
疾患別の専門医紹介のタイミング
弁膜症
佐藤 希美
1
1筑波大学医学医療系循環器内科
キーワード:
大動脈弁狭窄症
,
僧帽弁閉鎖不全症
,
TAVI
,
MitraClip
Keyword:
大動脈弁狭窄症
,
僧帽弁閉鎖不全症
,
TAVI
,
MitraClip
pp.841-844
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000862
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Headline
・緩徐に進行する弁膜症では症状の自覚に乏しい場合があるため,細かい問診や他覚所見を確認する.心不全を発症している場合,その後の内科的治療で無症状となっていても有症状と判断する.
・大動脈弁狭窄症(AS)は加齢に伴い増加する.高齢者や手術高リスク例でもTAVIによるカテーテル治療が可能である.
・僧帽弁閉鎖不全症(MR)はその機序により,一次性と二次性に分類され,二次性は背景疾患に対する治療介入が求められる.内科的治療で改善を認めない二次性MRや手術高リスク例に対してはMitraClip®による経カテーテル治療が検討される.
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