特集 循環器薬up to date 2015
慢性期治療─しばしば遭遇する疾患
弁膜症
大倉 宏之
1
1川崎医科大学附属病院循環器内科
pp.81-83
発行日 2015年1月10日
Published Date 2015/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223027
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ポイント
●大動脈弁狭窄症では,血管拡張薬により末梢血管抵抗を低下させることが圧負荷の軽減に有効な場合がある.
●高血圧を合併する大動脈弁逆流症には,ニフェジピンやACE阻害薬が推奨されている.
●器質性僧帽弁逆流には有効な薬剤はないが,機能性僧帽弁逆流では利尿薬や血管拡張薬,β遮断薬により逆流量を減少させる.
●心房細動を合併した僧帽弁狭窄症の基本治療は,血栓予防と心拍数コントロールである.
●三尖弁逆流に伴う右心不全には利尿薬を用いる.
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