症例 全身性疾患と消化器・8
肝硬変症に合併する胃の病変
村井 俊介
1
,
額賀 厚徳
1
1慈恵医大阿部内科
pp.1265-1267
発行日 1969年11月10日
Published Date 1969/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202872
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症例
内○蒔○ 56歳 男 酒屋経営
入院時主訴 吐血
現病歴 4年前強い倦怠感と軽い黄疸が出て当院内科に入院した.このとき種々の検査を行ない,また肝生検を受けて門脈性肝硬変の診断を受けた.症状は容易に緩快し,外来治療を受けていたが,昨年夏には腹水が貯溜したので1カ月ほど再入院している.このときは利尿剤を用いて軽快している.
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