治療のポイント
ビタミンB12の臨床応用
内野 治人
1
1広島大原医研内科
pp.292-293
発行日 1969年3月10日
Published Date 1969/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202583
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ビタミンB12(以下B12と略)同族体が明らかにされ,生体内において,酵素レベルで働く補酵素型B12の構造が知られるとともに,B12のもつ生理学的・生化学的作用機序もある程度解明されてきたため,B12の臨床応用としては,B12欠乏症に対する本来のビタミンとしての作用機序を期待する特異的治療法とともに,まだその作用機序が十分解明されていないが,非特異的・薬理学的作用を期待する適応症が開発されてきた.
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