増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
血液生化学検査
ビタミンおよび生体色素関連物質
ビタミンB12
井山 茂
1
,
網野 信行
2
1大阪大学医学部附属病院臨床検査部
2大阪大学医学部臨床検査診断学
pp.234-236
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909816
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検査の目的・意義
ビタミンB12は造血ビタミンの一つであり,欠乏すると貧血,特に巨赤芽球貧血を起こす.その欠乏の原因として,ビタミンB12の摂取不足,吸収障害,および需要増大が考えられる.
また,血中ビタミンB12の異常高値は白血病,特に慢性骨髄性白血病や,肝障害,特に急性肝炎時などで顕著に現れる.
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