これからの開業医 大滝先生のご一文を読んで
"耳学問が第一"の真意はよくわかるが
中川 錦一郎
pp.740
発行日 1968年6月10日
Published Date 1968/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202258
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大滝先生は,復員後8年間の大学医局生活を終えて,開業歴15年を有する経験豊かな開業医の中堅として錚々たる方であるとともに,かねて"日常診療のための胃腸病--基礎と臨床"をも著わしておられる篤学のエキスパートだと存じています.大都市横浜の中心という環境のうちで,常に大学やいろいろな病院との連携をいやがうえにも緊密に保ちながら,貴重な時間をさいて種々な主催者による講演・講習の多くに出席され,新しい医学の歩みを摂取しつつ,日常の診療に反映されている姿勢をうかがうのは,実に羨望さえ感じます.この間にあって,市医師会は臨床研修にきわめて前向きであり,特に10年以上にわたって140回の開催をもつクラスメートによる「臨床懇談会」をもっておられる事実は,実にすばらしい態勢を築き上げられていると思います.
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