Editorial
現代的耳学問を考える
藤沼 康樹
1
1医療福祉生協連家庭医療学開発センター
pp.973
発行日 2016年12月15日
Published Date 2016/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200687
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インターネットやSNS(social networking service)により,圧倒的に増えたのは「文字」によるコミュニケーションと言っていいだろう.実際に,スマートホン(スマホ)による通話時間は減少傾向にあると言われている.
さて,こうした変化のなかで,「書き言葉」と「話し言葉」の距離は非常に近くなってきている.そして,知識を得たり教養をつけたりする媒体として,「話し言葉」が注目されているのではないだろうか.たとえば,ワークショップやワールド・カフェといった,これまで知識獲得の方法としてあまり注目されていなかった方法で上手に学ぶ,という機会が多くなってきている.そして,音声や動画を使って学び発信することの敷居が低くなっている印象である.
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