講座 不整脈の心電図・3
急拍症
五十嵐 正男
1
1聖路加国際病院内科
pp.383-386
発行日 1968年3月10日
Published Date 1968/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202147
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私どもが運動をしたり,精神的に興奮したりして交感神経が刺激されると脈拍が増え,速いときには1分間140くらいになります。これを洞性頻脈といい,電気刺激は洞結節から出ていますが,それ以外の場所から刺激が出て,そのために頻脈がくる場合,これを急拍症といいます。刺激発生の場所によつて心房性,房室結節性および心室性急拍症に分けられますが,それが急に起こるときには発作性急拍症といいます。
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