グラフ
舌のみかた
西山 茂夫
1
1東大皮膚科
pp.1694-1695
発行日 1967年12月10日
Published Date 1967/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202010
- 有料閲覧
- 文献概要
舌の病変には,1)舌に限局した変化(たとえばロイコプラキー,正中菱形舌炎,腫瘍など),2)全身疾患ないし皮膚疾患の部分現象としての変化,および3)内臓病変の舌における「あらわれ」としての変化がある.このうち,内臓病変の「あらわれ」が診断学上もつとも重要であり,それは皮膚におけるDermadrom(Skin manifestation of internal disorder)と同じ意味を有する.しかしながら舌においても,病因と反応病変とは必ずしも1対1に対応せず,異なつた病因が,単一な病変を現わすこともあり,その関係は複雑である.
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.