グラフ
コクサッキーウイルス分離法
甲野 礼作
1
1予研ウイルス中央検査部
pp.1685-1687
発行日 1966年12月10日
Published Date 1966/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201572
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
コクサッキーウイルスは,A,B2群に分けられ,その両者の性質がかなり異なつている。
A群はヘルパンギーナ,夏かぜ無菌性髄膜炎などの原因になり,主として乳のみマウスによつて分離されるが,B群は無菌性髄膜炎,流行性筋痛症などの原因となり,サル腎細胞,HeLa細胞などの組織培養細胞を用いて分離されることが多い。コクッサキーウイルスはA群1〜24型,B群1〜6型の血清型に分類されている。(A23はECHO9としてコクサッキーウイルスから除外された)。A群およびB群コクサッキーウイルスの性状を表1に示しておく。ここでは主として乳のみマウスによる分離法について説明したい。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.