診断のポイント
コクサッキーウイルス感染症
中尾 亨
1
1札幌医大・小児科
pp.1716-1717
発行日 1966年12月10日
Published Date 1966/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201580
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コクサキーウイルスはエンテロウイルスの一つで現在まで表1のごとき疾患を起こすことが知られており,多彩な臨床像を示すわけである。哺乳マウスに起こす病変によつてA群,B群に分けられ,A群には24型,B群には6型あることが知られている。このうち重要な疾患はヘルプアンギーナ(夏かぜを含む)無菌性髄膜炎,発疹症,流行性筋痛,心筋炎,心嚢炎などである。
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