特集 これだけは知っておきたい診断のポイント
XI.感染症
2.ウイルス性疾患
コクサッキーウイルス感染症
中尾 亨
1
1札医大小児科
pp.1420-1422
発行日 1972年7月5日
Published Date 1972/7/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204334
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コクサッキーウイルスはエンテロウイルスの一つで現在まで表1のごとき疾患を起こすことが知られており,多彩な臨床像を示すわけである.哺乳マウスに起こす病変によってA群,B群に分けられ,A群には24型,B群には6型あることが知られている.このうち重要な疾患はヘルプアンギーナ(夏かぜを含む),無菌性髄膜炎,発疹症,流行性筋痛,心筋炎,心嚢炎,Hand, foot andmouth diseaseなどである.
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