グラフ
免疫電子顕微鏡法
安田 健次郎
1
1慶大・解剖学
pp.1688-1690
発行日 1966年12月10日
Published Date 1966/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201573
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本法は標識をほどこした抗体を染色液として使用し,組織内に存在する求める抗原と特異的抗原抗体反応を起こさしめ,電子顕微鏡によつてその標識の局在を観察することにより目標の抗原の位置および分布様式を間接に知る方法である。したがつて本法の原理は光学顕微鏡レベルにおける螢光抗体法とまつたく同じであり,ただ標識として使用する物質および観察の方法が異なるのみである(図1)。抗体につける標識の種類によつて本法をつぎの4種類に大別することができる。
1.ferritin標識抗体法(Singer,1959)
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