話題
第2回思春期医学シンポジウムに出席して
江口 篤寿
1
1立教学院診療所
pp.702
発行日 1965年5月10日
Published Date 1965/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200820
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各科で取り組む思春期
身体面でも心理面でも,人間の一生のうちでもつとも変化の大きい時期とみられる思春期については,小児科,内科,産婦人科,泌尿器科,神経科などでとりくんでおり,また心理学の中でも重要な課題となつているので,これら各分野の研究者が一緒にあつまつて,この共通の問題について話し合いたいということから,群大・松本(産婦人科),群大・志田(泌尿器科),東大・古谷(産婦人科),東大・樋口(脳研),東大・茂手木(中検)諸博士らが発起人となって,38年11月に第1回のシンポジウムが行なわれたが,その節,特に話題の中心となつた「アクセル化」を次回のテーマにとりあげようと話し合われた。そこで39年12月5日,東京のエーザイ株式会社大ホールで行なわれた第2回の本シンポジウムでは,「思春期のアクセル化とその身体的ならびに精神的影響」についてのパネルディスカッションが企画された。これと同時に一般演題も募集されて,あつまつた演題は昨年とほば同じ21題で,所属科別には,内科6,小児科1,神経科5,産婦人科4(+1),泌尿器科2,衛生1,学校保建2(+1),外科(+1)〔カッコ内の数字は他科との共同研究〕となつていた。
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