印象記
国際実験皮膚科学第Ⅵ回シンポジウムに出席して
相模 成一郎
1
1大阪大学医学部皮膚科
pp.732-733
発行日 1971年7月1日
Published Date 1971/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200834
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VI°Symposium Internazionaledi Dermatologia Sperimentaleが1971年3月28日〜30日,イタリヤはシシリー島パレルモ市で開催された。
本シンポジウムは,UniversitaDegli Studi di Palermoの協賛でlns-tituto Dermatologico Dell'Unive—rsitaの主催となつているが,実は皮膚科学主任教授I.Boscoの個人的努力ないし,力によつて成立していると考えられる。国際的に有名な皮膚科学者(たとえば独:Braun Falco,Jadassohn,英:Calnan,米:Klig-manら)を理事にすえ15年前に初回,その後2〜3年ごとに開催されてきた本シンポジウムは,イタリヤにおける皮膚科学の発展に寄与するという創設時の目的を十分に果たしている。今回は昨年5月ごろ,第1主題(皮膚とビタミン,ホルモンなどを含む全身との関運性)と第2主題(皮膚科学における実験方法)とが決定され,それぞれに関係のある報告をしている人々に,直接参加のための招待がなされた。1970年9月末までに演題とその抄録との募集が行なわれ,直ちに発表の採否が通知されると同時に同年12月末までには同時通訳のための口演原稿,1971年2月末までに誌上発表のための原稿が要求された結果,次に示すプログラムが編成されて3月2811を迎えたのてある(表1)。
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