グラフ
冠状動脈造影法
常岡 健二
1
,
飯塚 楯夫
1
,
飯塚 啓
2
1東京逓信病院胃腸センター
2東京都養育院付属病院内科
pp.1301-1302
発行日 1964年12月10日
Published Date 1964/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200589
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1945年Radnerによつて初めてヒトの冠状動脈造影が行たわれて以来Sones(1962)のいわゆる撰択的冠状動脈造影法にいたるまで,いろいろの方法または変法が提唱実施されてきたが,ことに最近冠状動脈疾患に対する積極的治療が行たわれるにおよび,本造影法が臨床検査法の1つとしてにわかに注目をあびつつある。
ここに概述するわれわれの方法はいわゆる逆行性大動脈カテーテル法で,Bellman(1960)の方法に近いが,カテーテルの挿入は大腿深動脈より行ない,またカテーテル先端の構造もBellmanのそれとはかなり異なる。(図1.2)
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