EDITORIAL
簡易検査法の利用と,その限界
阿部 正和
1
1慈恵医大内科
pp.1149-1151
発行日 1964年11月10日
Published Date 1964/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200545
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最近の検査の進歩
最近の臨床検査法の進歩には目を見張らせるものがある。検査室の中央化,検査法の自動化,検査試料の微量化など数え上げるときりがない。その中の一つに検査方法の簡易化という問題がある。この簡易化への方向は,とくに米国で目ざましいほどの発展を遂げているが,わが国においてもご多聞にもれず,同じような方向に向つてまつしぐらに進んでいるように見うける。ややもすると濫用のきらいがありそうにも思われるので,ここに簡易検査法を改めて考えてみることにした。
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