養成施設卒業研究誌上コンペ
発振器を利用したAEDの出力波形およびエネルギーの簡易測定法
杉岡 竜馬
1
,
三木 祥平
1岡山理科大学 理学部応用物理学科医用科学専攻
キーワード:
オシロメトリック法
,
機器の安全性
,
電気
,
除細動器
,
発振器
Keyword:
Electricity
,
Equipment Safety
,
Oscillometry
,
Defibrillators
pp.706-707
発行日 2014年6月25日
Published Date 2014/6/25
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発振器を利用した自動体外式除細動器(AED)の出力波形およびエネルギーの簡易測定法について検討した。予備実験の結果からAEDに正弦波電圧波形がVfと認識したのは周波数3~10Hz程度で、最低電圧は0.04mVであった。AEDがVfと認識する範囲の正弦波交流電圧を回路に入力してVfと認識させ、充電させた後に出力した電圧波をデジタルオシロスコープで確認し、出力エネルギーを算出した。電圧波形は、負荷抵抗が大きくなるにつれて放電時間が延びていく様子を確認した。各エネルギー設定値において、それぞれ最低でも5回以上の出力を測定したが、再現性良く測定できた。それぞれのAEDにおいて少なくとも50回以上は出力したが、異常波形は観測されなかった。
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