見のがされやすい実務の知識
病院の簡易形エアカーテンの利用
倉持 一雄
1
1虎の門病院病院営繕課
pp.64
発行日 1969年11月1日
Published Date 1969/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203799
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エアカーテンは近年開発された装置であるが,日本ではそごう百貨店の玄関入口に取り付けたものが国産第1号機で,その効用は話題となったが,設備費が高価であり,そのうえ新築建物では,その機構の組み込みが計画できるが,既設建物は大改造が必要となるため,ほとんど普及していないのが現況である.
しかし,その機構の一部を利用した簡易形エアカーテンは,既設建物あるいは設備に容易に取り付けられるため,その利用が多くなり,その後機構も改造されて,機能も向上し,用途範囲も広くなっている.今回はその原理を簡単に紹介すると同時に,病院への利用について述べてみたい.
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