グラフ
血糖の簡易測定法
阿部 正和
1
1慈恵医大内科
pp.321-323
発行日 1966年3月10日
Published Date 1966/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402201204
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
糖尿病を確実に診断するためには、どうしても血糖を測定することが,必要である。それも空腹時の血糖のみならず,ブドウ糖(50〜100g)負荷後,あるいは米飯300g以上摂取後(飽食試験)2時間と3時間の血糖値を見なければならない。いまは,血糖測定法がやつかいだ,めんどうだとはいえないほど,よい簡便な測定法が普及しているから,日常診療のなかで,血糖測定は積極的にとりいれるべき検査法となつている。大病院においても,救急検査の一つとして,ベッドサイドでの血糖検査に簡易検査法を導入することがいいと考える。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.