特集 関節リウマチ・膠原病—症例で学ぶ診断と治療
膠原病の診断・治療
巨細胞性動脈炎,リウマチ性多発筋痛症
金城 光代
1
1沖縄県立中部病院総合内科
pp.2129-2134
発行日 2014年11月10日
Published Date 2014/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200129
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ポイント
◎巨細胞性動脈炎(GCA:側頭動脈炎)の診断において,側頭動脈生検に代わる検査はない.
◎GCAによる大動脈炎では,動脈瘤や大動脈狭窄による四肢跛行などを認める.
◎リウマチ性多発筋痛症(PMR)の診断は,①疑う,②鑑別する,③ステロイド治療をして再度PMRらしさを評価する,のステップが重要である.
◎PMRのステロイド治療抵抗性の場合,高齢発症関節リウマチ,GCA,傍腫瘍症候群などの鑑別疾患を再度考える必要がある.
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