今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患
主な膠原病・結合組織病
多発性筋炎と皮膚筋炎
今岡 かおる
1
,
小林 祥泰
2
1寿生病院
2島根医科大学第3内科
pp.1746-1748
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907011
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●多発性筋炎は横紋筋・骨格筋のびまん性炎症性筋疾患であり,皮膚筋炎は筋炎症状に加えて皮膚症状を伴ったものである.
●筋症状および皮膚症状と並んで,肺症状(特に間質性肺炎)の重症度が生命予後の重要な因子となる.
●治療はステロイドが中心となる.ステロイド単独では困難な症例では免疫抑制剤の併用を要するが,いずれの治療も副作用の発現を念頭に置いて慎重に投与する.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.