特集 すぐ役に立つ—呼吸器薬の標準的使い方
気管支喘息
【安定期の治療】
オマリズマブの選択対象と使い方
木原 令夫
1
1千束呼吸器アレルギークリニック
pp.1826-1830
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200008
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ポイント
◎ヒト化抗ヒトIgE抗体オマリズマブ(ゾレア®)は,喘息の分子標的治療薬として遺伝子組み換え技術により製造された初めての生物学的製剤である.
◎オマリズマブの対象は,喘息予防・管理ガイドラインの治療ステップ4に相応する患者であり,十分な治療を行っていても日常生活に支障が認められ,かつ通年性吸入抗原に対して陽性を示す例に限られる.
◎本剤は皮下注射であり,血中IgE濃度と体重から投与量と月に1回か2回かの投与頻度が決定される.
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