特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール
一般外来でよくみる循環器疾患
【不整脈】
心房細動のリズム・レートコントロール
大塚 崇之
1
,
山下 武志
1
1心臓血管研究所付属病院循環器内科
pp.1716-1720
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107762
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パールとピットフォール
◎心房細動のリズム・レートコントロールは一様ではなく,個々の症例でそれぞれの治療方法を組み合わせていく必要がある.
◎レートコントロール治療において最も認容性が高い薬剤はβ遮断薬であり,安静時心拍数110拍/分をとりあえずの目標におく.
◎抗不整脈薬によるリズムコントロールを行う際は有効性のみならず副作用の発現にも十分留意し,自覚症状の改善が認められなければカテーテルアブレーションも考慮する必要がある.
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