特集 ここが知りたい循環器診療―パールとピットフォール
よくみる症候からのアプローチ―問診,診察のコツと検査の進め方
循環器系身体診察法のポイント
室生 卓
1
1みどり病院心臓弁膜症センター内科
pp.1598-1601
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107738
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
パールとピットフォール
◎身体診察は安全,非侵襲的に,かつ場所や時間を選ばず,繰り返し情報が得られる.
◎身体診察は経験と熟練,洞察を要する「プロの仕事」と自覚すべし.
◎手,特に指尖が温かければ腎血流は保たれており,利尿薬への反応が期待できる.
◎座位で頸静脈拍動が観察できればCVP(中心静脈圧)は20 cmH2O以上といえる.
◎大動脈弁狭窄と僧帽弁逆流の鑑別は鎖骨の聴診で可能であり,大動脈弁狭窄では収縮期雑音を同部に聴取する.
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.