特集 糖尿病患者を診る―治療と兼科のポイント
併存疾患からみた治療と兼科のポイント
【代謝疾患】
さまざまな代謝疾患にみられる糖尿病のマネジメント
片上 直人
1
1大阪大学大学院医学系研究科内分泌・代謝内科
pp.1448-1455
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107701
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ポイント
◎糖尿病ではさまざまなリポ蛋白代謝異常が複合的に現れるため,脂質異常症はさまざまな表現型をとる.
◎内臓脂肪の過剰な蓄積を解消することで,糖尿病と脂質異常症のいずれにおいても大きな治療効果が期待できる.
◎糖尿病に合併する高LDL-C血症の治療においては,スタチン系薬を第一選択薬とする.
◎ヘモクロマトーシスではインスリン抵抗性とインスリン分泌能低下の両者が起こりうる.
◎糖原病では早期からの食事療法による低血糖予防によって諸症状の改善が期待できる.
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