特集 神経診察―そのポイントと次の一手
各論
【自律神経系】
便秘・排便障害―その病態と診断
鎌田 和浩
1
,
伊藤 義人
1
1京都府立医科大学消化器内科
pp.1286-1288
発行日 2014年7月10日
Published Date 2014/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107659
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ポイント
◎便秘は成因から,器質性便秘,薬剤性便秘,症候性便秘,機能性便秘に分類される.
◎便秘はParkinson病の随伴症状であるだけでなく,前駆症状でもある.
◎便秘の要因として,摂食障害,腸管蠕動低下,直腸肛門機能障害などの病態が混在する.
◎便秘の原因となる背景疾患があっても器質的疾患の有無の診断は重要であり,常に念頭に置いて検査を進める.
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