特集 内科医のための皮疹の診かたのロジック
内科疾患と皮疹
薬疹
松倉 節子
1
,
相原 道子
2
1横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科
2横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学
pp.859-863
発行日 2014年5月10日
Published Date 2014/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107540
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ポイント
◎薬疹はさまざまな皮疹形態をとりうるが,特に重症薬疹の可能性を示唆する手がかりをみつけることが重要である.
◎多形紅斑型薬疹におけるEM majorは,標的病変と発熱,粘膜症状を伴うため,重症薬疹であるSJS/TENとの鑑別が問題となる.
◎近年の新薬による特筆すべき薬疹として,分子標的治療薬によるざ瘡様皮疹,手足症候群,爪周囲炎,乾皮症,抗TNF-α製剤による乾癬様皮疹などが挙げられる.
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