Japanese
English
症例報告
オキサトミドによる固定薬疹
Fixed drug eruption due to oxatomide
相原 道子
1
,
山本 聡
2
,
竹川 恵
2
Mirhikn AIHARA
1
,
Satoshi YAMAMOTO
2
,
Megumi TAKEKAWA
2
1小田原市立病院皮膚科
2横浜市立大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Odawara Municipal Hospital
2Department of Dermatology, Yokohama City University School of Medicine
キーワード:
オキサトミド
,
抗アレルギー剤
,
固定薬疹
Keyword:
オキサトミド
,
抗アレルギー剤
,
固定薬疹
pp.317-319
発行日 1997年4月1日
Published Date 1997/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902140
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オキサトミドによる30歳女性の固定薬疹を報告した.アトピー性皮膚炎のため約半年間オキサトミドを内服後,両下肢と殿部に円形から長円形の褐色の色素斑が出現した.内服中止後,2度にわたる再度の内服にていずれも色素斑部に紅斑の再発を認め,2回目には紅斑中央の水疱形成や顔面の円形紅斑も認めた.以上より,オキサトミドの固定薬疹と診断した.パッチテストは施行できなかった.オキサトミドによる薬疹の本邦報告例について文献的考察を加えた.
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