特集 消化器薬―新時代の治療指針
トピックス
大腸内視鏡前処置薬の進化
上野 文昭
1
1大船中央病院
pp.136-138
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107289
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ポイント
◎大腸内視鏡前処置では,効果だけでなく,簡便性,受容性,安全性などを考慮する.
◎等張のポリエチレングリコール電解質液(PEG-ELS)を用いた腸管洗浄法が,今日までの大腸内視鏡前処置の主流である.
◎アスコルビン酸添加高張PEG-ELSは,より少量で良好な洗浄効果が得られるため,受容性の向上と前処置時間の短縮が期待できる.
◎良い前処置のためには,患者が大腸内視鏡の意義を理解し,積極的な姿勢で臨むことが最も重要である.
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