特集 消化器薬―新時代の治療指針
消化管疾患
Crohn病
小林 清典
1
,
横山 薫
1
,
小泉 和三郎
1
1北里大学東病院消化器内科
pp.50-53
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107271
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ポイント
◎Crohn病の薬物療法には,5-ASA製剤,ステロイド,抗TNF-α抗体製剤,免疫調節薬などを用いる.
◎5-ASA製剤は,寛解導入および寛解維持ともに有効性は確立していないが,安全性が高いため第一選択薬として用いる.
◎ステロイドは寛解導入に有効であるが,寛解維持効果はなく,副作用の面でも長期使用は避ける.
◎抗TNF-α抗体製剤は,寛解導入および寛解維持に有効であるが,効果減弱や副作用に注意が必要である.
◎免疫調節薬であるチオプリン製剤は,寛解維持に有効でステロイドの減量効果もある.
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