Japanese
English
特集 十二指腸・小腸疾患アトラス
Ⅱ.炎症性疾患
自己免疫疾患・膠原病・血管炎など
Crohn病の小腸病変
Small intestinal lesions in Crohn’s disease
横山 薫
1
,
伊藤 隆士
1,2
,
小林 清典
3
Kaoru Yokoyama
1
,
Takashi Ito
1,2
,
Kiyonori Kobayashi
3
1北里大学医学部消化器内科学
2北里大学病院病理部
3北里大学医学部新世紀医療開発センター
キーワード:
Crohn病
,
小腸
,
縦走潰瘍
Keyword:
Crohn病
,
小腸
,
縦走潰瘍
pp.592-593
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000001376
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疾患の概要
Crohn病(Crohn’s disease:CD)は主として10歳台後半から20歳台の若年者に発症し,本邦では男性が多いとされる。腹痛や下痢などの消化器症状と発熱や体重減少などの全身症状さらに関節炎や皮膚病変などの腸管外合併症も呈する全身性の慢性炎症性腸疾患である1)。小腸や大腸に病変を有する症例が多く,炎症の再燃と寛解を繰り返す経過中に腸管合併症として狭窄や瘻孔形成をきたすことが少なくない。
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