特集 消化器薬―新時代の治療指針
消化管疾患
潰瘍性大腸炎
仲瀬 裕志
1
,
本澤 有介
1
,
吉野 琢哉
1
1京都大学医学部附属病院内視鏡部
pp.44-48
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107270
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ポイント
◎潰瘍性大腸炎の治療は,厚生労働省研究班により報告されている治療指針にしたがって,重症度,罹患部位別に治療を行うべきである.
◎潰瘍性大腸炎の基本治療は5-ASA製剤である.
◎ステロイド剤は寛解導入のための治療薬であり,漫然と使用しない.使用量を減らす工夫を!
◎白血球除去療法は,比較的安全な治療法である.
◎難治症例に対するタクロリムス,生物学的製剤など治療のオプションは増えている.しかし,どのような患者にどの治療が適切であるのか,今後,見極める必要がある.
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