特集 新時代の肺炎診療
特殊病態・特殊治療
HIV/AIDS患者における肺炎
柳澤 如樹
1
1がん・感染症センター都立駒込病院感染症科
pp.2014-2017
発行日 2013年11月10日
Published Date 2013/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107181
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ポイント
◎HIV/AIDS患者に発病する呼吸器感染症では,ニューモシスチス肺炎,肺結核,細菌性肺炎を念頭に治療を進めていくことが重要である.
◎画像診断は有力であるが,どの画像所見も診断を確定することはできないため,侵襲的な検査を施行することも考慮し,可能な限り原因微生物を同定することが重要である.
◎HIV感染者の胸部異常影には腫瘍性疾患など,感染症以外の原因が存在しうることを常に考慮して,診療に臨む必要がある.
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