連載 もうひとつの国境なき医師団・8
ジャカルタのHIV/AIDSプログラム―性産業従事者におけるHIV/AIDS
東梅 久子
pp.232-233
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100184
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国境なき医師団のジャカルタにおけるHIV/AIDSプログラムは,市内5か所の性感染症診療所での自発的カウンセリング・検査(voluntary counseling and testing : VCT)とインドネシアのHIV/AIDSワーキング・グループと連携したARV(抗レトロウイルス剤 antiretroviral drug)の無償提供の2つに分けられる.
売春街の性産業従事者とHIV/AIDS
国境なき医師団は,2002年1月にインドネシア人を主なclientとする貧困層の売春街に,女性の性産業従事者を対象とした性感染症診療所を開設し,翌2003年2月から診療所内でVCTを開始した.VCTとは自発的なHIV検査に事前,事後のカウンセリングを組み合わせたプロセスである.
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