特集 新時代の肺炎診療
医療・介護関連肺炎(NHCAP)の診療
医療・介護関連肺炎(NHCAP)の概念
今村 圭文
1
,
河野 茂
2
1長崎大学病院第二内科
2長崎大学病院
pp.1992-1996
発行日 2013年11月10日
Published Date 2013/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107176
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ポイント
◎医療技術の進歩や超高齢社会の到来により,従来の市中肺炎,院内肺炎という単純な分類では対応が難しい肺炎症例が増加してきた.
◎米国では2005年に医療ケア関連肺炎(HCAP)として市中肺炎と院内肺炎の中間的な肺炎群が提唱された.
◎日本と米国では医療を取り巻く環境は大きく異なっており,日本では特に介護(nursing care)も重要視し,医療・介護関連肺炎(NHCAP)という呼称が提唱された.
◎HCAPと大きく異なる点として,療養病床入院患者を含めること,自宅で寝たきりで介護が必要な患者を含めることが挙げられる.
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