特集 新時代の肺炎診療
院内肺炎(HAP)の診療
人工呼吸器関連肺炎(VAP)の診断と治療
志馬 伸朗
1,2,3
1京都医療センター救命救急センター
2京都医療センター救命救急科
3京都医療センター感染制御部
pp.1986-1990
発行日 2013年11月10日
Published Date 2013/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107175
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ポイント
◎人工呼吸器関連肺炎診断のゴールドスタンダードはない.
◎気管支肺胞洗浄液を用いた定量培養は,多くの臨床研究で標準的に用いられており,適切な抗菌治療に寄与する可能性が高い.
◎経験的抗菌薬の適切性が生命予後に影響する.
◎原因菌同定/感受性判明後に標的治療へとde-escalationする.
◎抗菌治療期間は1週間が標準であるが,ブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌では,より長い治療期間を考慮する.
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