特集 呼吸ケアのエビデンスを探せ
VAP(人工呼吸関連肺炎)は予防できるか?—気道管理の観点から
時津 葉子
1
1マリンクロット・ジャパン株式会社クリニカルサポート部
pp.703-709
発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661903786
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はじめに
人工呼吸管理中に発生する肺炎はVentilator-Associated Pneumonia(人工呼吸関連肺炎;以下,VAP)と呼ばれており,患者の予後に大きな影響を与えることが問題となっている.一度発症すると管理に難渋するため,その予防が検討されているが,ケアによっては発生率を減少させ,逆に上昇させることもあり得ることから,看護の果たす役割が大きいと考えられる.
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