特集 内科診療にガイドラインを生かす
リウマチ・膠原病
Sjögren症候群
中西 研輔
1
,
金城 光代
2
1沖縄県立中部病院リウマチ・膠原病・内分泌科
2沖縄県立中部病院総合内科
pp.386-391
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107135
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内科診療に役立つ国内外のガイドライン
Sjögren症候群の診断・分類基準として,本邦からは厚生省改訂診断基準(1999年),海外からはアメリカ・ヨーロッパ分類基準(2002年),アメリカリウマチ学会(American College of Rheumatology:ACR)分類基準(2012年)などが発表されている(表1)1~3).各基準の主な違いは以下のとおりである.
1)臨床症状が基準に含まれるのは,アメリカ・ヨーロッパ分類基準のみ.
2)ACR分類基準では,唾液腺に関する評価は不要.
3)ACR分類基準では,血清学的検査に抗核抗体(anti-nuclear antibody:ANA)320倍以上およびリウマチ因子 (rheumatoid factor:RF)陽性が含まれる.
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